ブラック企業　ニート

 

私がはじめて就職した会社は、ブラック企業でした。

 

 

朝の9時から、日によっては、夜中3時まで働きました。

 

 

ですが、はじめての就職で、仕事は辛くて当たり前だと、ずっと我慢していました。

 

 

異動も多く、最短だと2週間で引っ越す状態で、日常生活も安定しませんでした。

 

 

少ない休日はだいたい引っ越しで潰れました。

 

 

実家に戻る時間も、友人と会う時間も、ありませんでした。

 

 

働くためだけに生きている状態でした。

 

 

 

昼の休憩もあったりなかったりで、食べられるときに食べておかないといけないので、ドカ食いになり、体重が10キロ以上増えました。

 

 

2年ほど勤務しましたが、雰囲気に馴染めず、最後には会社を辞めることになりました。

 

 

実家に戻ってみると、ドカ食いの影響なのか、しばらくは朝昼のご飯が、まともに食べられませんでした。

 

 

やっと人間らしい生活を送れるようになり、ホッとして、ごろごろする時間が多かったです。

 

 

働いて、働いて、人間らしい生活を送れず、早死にしてしまうのならば、働く意味あるのかなと思い、就職活動をする気がおきませんでした。

 

 

幸い、実家には余裕があり、私一人ぐらい養える状態だったので、父も母ものんびりしたものでした。

 

 

家族は、ずっと家にいなかった娘が戻ってきてくれて、喜んでいたようです。

 

 

私も、それに甘えてしまいました。

 

 

 

どのようにして社会復帰できたかを教えてください。

 

3年程、ニートをしていたのですが、4月に弟が就職したことで、私はハッとしました。

 

 

初任給で家族を食事に連れて行ったり、母の日のプレゼントを渡したり、社会人らしい行動をとるようになったのです。

 

 

それから、私はなんだか居心地が悪くなり、また一人暮らしを始め、きちんと就職しようと決めました。

 

 

といっても、何年も働いていなかった人を雇う会社は、なかなかありませんでした。

 

 

また、以前の会社の状況から、働くのは死ぬのと同じだと思っていたので、その恐怖をあり、なかなか就職活動は進みませんでした。

 

 

しばらくは、正社員にこだわっていたのですが、まずは契約社員や派遣社員も含めてと考えようと、気持ちを改めました。

 

 

さらに、おどおどしてしまう自分をどうにかするため、ハローワークの就職セミナーで面接の練習をしました。

 

 

書類に関しても、ハローワークのかたに相談し、前向きに書くようにアドバイスをいただきました。

 

 

また、就職が怖いと相談すると、何が怖いのかを具体的に聞いてくれ、そんな会社めったにないから大丈夫だと助言され、少し緊張が和らぎました。

 

 

いろいろ準備をしてからの就職活動は、それまでのなんとなくのものとは異なり、自信を持っ取り組めました。

 

 

以前の会社のことを訊かれても、前向きな答えを出せるようになり、面接でも手ごたえを感じ始めました。

 

 

その時期にたまたま地域の会社が集団で行う面接会があり、そこで良い縁があり、すぐに就職が決まりました。

 

 

働いてみると、以前の会社にような状態になることもなく、18時にはきっちりと退社できました。

 

 

休日もしっかりあり、自分の好きなことをする時間や、家族と会う時間、友達と遊ぶ時間も確保できました。

 

 

はじめに選ぶ会社は重要だなと思います。

 

 

何も知らない分、洗脳もされやすいし、自分が悪いと責めてばかりで苦しかったです。